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『スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師』

追記

映画『サイコ』は近年オールカラーでリニューアル版も作られたが、あまり怖くなかった。あの、モノクロが良かったのかなぁ、という感じである。例えば、オリジナル版について、高名な評論家の方が「殺人のシャワーシーンの血が排水に流れていくのがモノクロだからこそ、怖い」と昔から書いてあった。確かにその通りだな…と思った記憶がある。観ている人(私たち)の想像力による色彩もあるのだろうが、補完されているのか、心を掻き立てる恐怖があり奥深いことだ。だからそのシーンが非常に印象的で、脳裏に焼きつくのだろうと思う。

『スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師』では血が本物よりも赤く(まるで絵の具のようだ<わざとだろう)他をモノクロに近く色味トーンを押さえているため、印象的ではある。でも怖いといえば震撼させるほどの恐怖は感じず、一種の記号的な「赤=血」である。

私の同行者は首を切られるシーンなど、連続して派手なので正面を向いていた体が足を組み替え、身をよじり始めで(苦笑)隣の通路側に横を向き始めていた。嫌気がさしたようだ。ショッキングなシーンはこれでもかとあるので、私も覚悟はしていたから平気だったが、確かに「おおぅ」と言った感じで、少し身を引いてしまう。

どうでもいいとこだが、私は軽く朝食を取ってから何も食べずに挑んだので、(ポップコーンなどを買わなかった)途中から空腹の為におなかがぐーぐー鳴ってしまった>_<!!コーヒーを飲んでいたけど、飴のひとつでも舐めればよかったかもしれない…激しい音であった。決して!!あのパイが食べたいと思ったわけではないのに!!(号泣!)勘違いされたら嫌だなぁと思いました(T_T)だって、心底食べたくないパイなんですもの。。

ああ、私の激しいお腹の音が聞こえて余計に同行者が不愉快になったのでしょうか?(違

相方である友達はクレジットが始まると先に出てしまいトイレに篭ってしまったんですよ…。私は一応全部最後まで観てから出ましたが…。きっと同行者の感想は「期待していたより、つまらなかった」なんだろうなぁ。。血しぶきや切るシーンがアッサリじゃなくて濃いのでショッキングで引いた、と申しておりました。私は割りとその辺は耐えてましたので、ストーリー上の救いの無さを楽しんでおりました。あれはあれでアリだと思うし、同情人物全員に感情移入できない人の気持ちは判るけど(私もそれほど感情移入は無理だけど)各キャラクターの気持ちはわかるような気がするなぁと思いました。その辺の機微はちゃんと描いていると思う。

ただ、そこへ至る展開がすごいとは思いましたけどね、でも脚本やドラマ的にはそれしかないのかなぁという気もしてきます。

物語の落としどころとしては、話がこう進むのなら、あの終わり方しかないだろ、と納得がいくラストではありましたよ。(余韻がなさそうで、エピソード的には未来にある)悲劇的で陰惨で救いようの無い話ではあるかもしれないけれど、綺麗にまとまっているのではないでしょうか。以上が私の所感です。

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